タイラーオースティン さんの感想・評価
4.0
良い意味でおバカで軽い感じで楽しめるスラップスティックコメディー
前作で、リナとナーガの漫才のような掛け合いがメインだったら楽しめるのにと思った。
その通りに登場したので、のっけから好印象です。乗り込んだ敵の本拠地は掘っ立て小屋で、ボスはみすぼらしく、かつての部下に給料未払いで袋叩きに合うほど情けない、という脱力系の展開から、掘り出した魔獣の暴走と対抗すべく作り出したゴーレムのこれまた暴走といった具合に、かえって事を大きくしてしまうバカなノリは、スラップスティックなアニメとして単純に楽しめました。前作にあった情感は皆無なのですが、60分の映画ならば、これくらい割り切りってお笑いに徹していた方が好感が持てます。
併映していたもう一つの作品がシリアスな内容だっただけに良いバランスが取れていたのも大きかったかな。